先日。
お母さんと女の子がお花を買いに来た。
お母さんが
「誕生日用に1000円くらいで見繕って欲しい」
と言う。
子供との会話からお誕生日パーティーをおばあちゃんの家でするのだということがうかがえた。
私は、おばあちゃんの誕生日かな?
と思った。
お母さんが、女の子に
「どの花がいい?」
と聞く。
女の子はほとんど迷わずに
「これとこれ」
とお花を選ぶ。
孫が選んだお花を貰うおばあちゃんはさぞ嬉しいだろうなと想像していたが
どうやら会話をしていると誕生日なのは「女の子」なのだと言う。
女の子は小学生にあがるかあがらないかくらいの年齢に見えたからとても驚いた。
5.6歳の女の子が自分のお誕生日にお花が欲しいと言うなんてとても珍しいことだからだ。
私はその年齢の時、1000円あったら何が欲しいと言っていただろう?
おもちゃやお菓子が欲しかったのではないいだろうか。
まだピンクが好きなのかブルーが好きなのかもあやふやな年齢でお花が好き!と言えるなんてと、とても感動したできごとだった。
そして将来お花屋さんになりたいなんて言わないかなと勝手に思ってしまった。
人間が手作業でやってきた仕事がどんどんAI化していく時代の中で
手に職を持つということの素晴らしさが廃れていくように感じていたがなんだか少し希望を見た気がして嬉しかった。
ぜひ、お父さんお母さんたちは購入するためでなくても子供をつれて「お花屋さん」を覗いて欲しい。
花に触れて
職に触れて
土に触れて
人に触れて
文化に触れる
子供たちの経験の一つに、将来の選択肢の一つにお花屋さんのお仕事が加わればとても嬉しいのです。
mio
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